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【浪速風】「ニート」と呼ぶのはやめた方がいい (6月19日)

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【浪速風】
「ニート」と呼ぶのはやめた方がいい (6月19日)

 辛口のコラムニスト、山本夏彦さんに「『フリーター』といういやな名」という一文がある。「このごろフリーターという活字をしばしば見るが、まるでちゃんとした職業みたいに扱うからついまにうけるものがある。(略)ボーナスも保険も保障もないのを承知の上でなりたければなるがいい」

 ▼14年前のコラムで、当時から就職難で卒業しても正社員の門は狭く、なりたくてなったわけじゃない、とフリーターは言うだろう。それよりニートが問題だ。平成25年版「子ども・若者白書」によると、仕事も通学もしていないニートは63万人で、15~34歳に占める割合は2・3%と過去最高になった。

 ▼「大人になんかなりたくない。ずっと子供のままでいたい」というピーターパン症候群が多いのも困ったものだ。若者を甘やかすようなカタカナ呼称はもうやめたらどうか。ちなみに「ピーターパン」の作者のジェームズ・マシュー・バリーは1937年6月19日に亡くなった。

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