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【おおさか新発見】食品サンプル アジアの外食産業にも波及

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【おおさか新発見】
食品サンプル アジアの外食産業にも波及

【問題】飲食店などで使われる食品サンプルは、昭和初期に大阪の企業が事業化し、全国に広まったといわれています。当時、食品サンプルは何から作られていたでしょう?

(1)樹脂 (2)石膏(せっこう)

(3)蝋(ろう) (4)寒天 (想定問題)

 飲食店に入るとき、店頭に陳列された食品サンプルを見て注文を決める人も多いはず。実物に負けず劣らずおいしく見える食品サンプルは、店の売り上げをも左右する重要な存在だ。

 食品サンプルが登場したのは昭和7年。業界最大手のいわさきの創業者、岩崎瀧三が試行錯誤を経て開発。それまでにも料理模型は存在したが、産業として発展する礎を築いた。

 普及のきっかけは、百貨店の食堂で採用されたこと。「当時の百貨店は流行の最先端の場。十合(そごう)百貨店で多くの人の目に触れたことが転機となった」と、同社の近澤稔主任は話す。食品サンプルは洋食の発展にも大きな役割を果たした。

 今回は、大阪市内にあるいわさき本社を訪問。食品サンプルづくりの現場を見てきた。

 同社の国内シェアはグループ会社を含めると約70%。全国に55カ所の拠点を擁し、工場併設の営業所も多い。

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