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【Happy! Kyoto Life】「京の和菓子」いま熱い!

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【Happy! Kyoto Life】
「京の和菓子」いま熱い!

 「和菓子のアン」(坂木司著)という本を読みました。デパ地下の和菓子屋さんで働く主人公の女の子が、仕事仲間や顧客と交流することで成長し、和菓子のもつ奥深さにひかれていくというお話なんですが、読者もまた和菓子の魅力にはまっていくんですね…。

 読み終えた後、和菓子を食べたくなったのはもちろん、京都に当たり前のようにある和菓子とは一体どんなものか興味がわいたのですが、京都の和菓子、知らぬ間に熱くなっています!

 月に1度だけ開く和菓子屋さんは受注生産が基本で、職人さんは何と女性2人のユニット。月に何度か和菓子のワークショップも開講していて、自分たちのペースを崩すことなく、和菓子のもつ魅力を少しずつ広げておられます。

 フランスの洋菓子を和菓子に取り入れた和菓子屋さんもあります。お茶会といった行事に欠かせない和菓子の基本を崩すことなく、新風を吹き込んでいるお店です。その職人さんもまた女性。お店に行くと、和菓子屋さんの店構えはそのままなのに、並んでいるお菓子はパッケージも含め、まるで洋菓子のような雰囲気…。

 日本の歴史とともに生きてきた和菓子が今、こんなにも新しく、そして身近に手にすることができるようになっていることに大いに感動しました。

 そして、さらに気づかされたのは、和菓子は一足先に季節を感じさせてくれるということです。昨年に比べ、寒さが厳しいこの冬でさえ、和菓子を見るだけで暖かな春を感じることができるんです。「花はらり」「待春」という、ネーミングもまた私たちの想像力を膨らませ、作り手の遊び心を垣間みて、つい表情が和らいでしまいます。

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