《独自》日本維新・松井代表「野党第一党目指す」 次期衆院選で100人擁立へ調整 - 産経ニュース

《独自》日本維新・松井代表「野党第一党目指す」 次期衆院選で100人擁立へ調整

インタビューに答える日本維新の会の松井一郎代表=11月25日、大阪市中央区の日本維新の会本部(南雲都撮影)
 日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は25日、国会の憲法改正議論が停滞している現状を念頭に「なれ合い体質を変えるため、野党第一党になりたい」と述べ、次期衆院選で100人の公認候補擁立を目指す考えを表明した。「時代に合った形の憲法は必要だ」として、改憲手続きを定めた国民投票法改正案を今臨時国会で採決するよう国会に求めた。産経新聞の単独インタビューに答えた。
 松井氏は国会の改憲議論について「野党第一党が了解しなければ審議に入れない申し合わせは変えるべきだ」と批判。「国会の慣習にメスを入れて、うみを出す」と主張した。
 ただ野党第一党へのハードルは高い。維新衆院議員10人に対し、立憲民主党所属の衆院議員は108人。看板政策の大阪都構想の再否決を受け、国政政党として次の旗印が求められる。
 松井氏は「地方分権と行財政改革はやらなければいけない。日本を持続可能な国にするためにマスト(不可欠)だ」と強調。統治機構改革にも言及し「人口構造、社会構造にあう形の国づくりは避けて通れない。国のかたちを見直すときに来ている」と述べた。
 松井氏は地域政党「大阪維新の会」代表を21日に辞任したが、1年以内に行われる次期衆院選まで日本維新の代表を、令和5年4月の任期満了まで大阪市長をそれぞれ務め、政界を引退する意向を明らかにしている。
 衆院選後の維新の体制については「全く白紙」としながらも「自分が政治家である限り、しかるべき責任を担っていきたい。維新という政党を作ってきた責任もある」と述べ、衆院選後も日本維新代表を続投する意欲をにじませた。
 一問一答は次の通り。
 --看板政策の大阪都構想が否決された。対案は
 「地方分権と行財政改革は、やらなければならない。日本を持続可能な国にするためにマスト(不可欠)だ。人口構造、社会構造に合ったかたちの国づくりは避けて通れない」
 --具体的には
 「日本は国のかたちを見直すときに来ており、統治機構改革を全国でやるべきだ。無駄な財源を投入する余裕は、この国にない。役所の意識を変えるには、政治家がまず意識を変えて、身を切る改革を実行しないといけない。維新が先頭に立って、やる」
 --憲法改正についての考えは
 「やるべきだ。時代に合ったかたちの憲法が必要だ。憲法9条も大事だが、地方分権と教育無償化について、わが党は条文案を作っている。国民に判断してもらいたい」
 --国民投票法改正案の採決は
 「今国会で必ず採決してもらいたい。野党第一党が了解しなければ、審議に入れない申し合わせは変えるべきだ。国会の慣習にメスを入れてうみを出す。採決時にプラカードを持ったり大声を出したり、パフォーマンスはしない。なれ合い体質を変えるためにも野党第一党になりたい」
 --野党第一党を目指す時期は
 「次期衆院選だ。今の維新の力では過半数の議席を取るだけの候補者を立てられない。政権を取るなんていうのは、おこがましい」
 --衆院選での公認候補の擁立方針は
 「全国で候補者を発掘しており、現在50人強の擁立に向けて準備している。いつ選挙があるか分からず、志ある人たちを募集している。(党内では)100人に向けて頑張ろうと言っている」
 --次の衆院選後に日本維新の代表を降りるか
 「日本維新は大型選挙後に代表選を行うのがルールだが、全くの白紙だ。政治家として(令和5年4月までの大阪市長の)任期内は党を作り、引っ張ってきた責任もある。自分が政治家である限り、しかるべき責任は担っていきたい」
(矢田幸己、吉国在)