8月下旬にも感染疑い 岐阜の豚コレラウイルス検出

 

 岐阜市の養豚場で豚コレラウイルスが検出された問題で、岐阜県は12日、同じ養豚場で8月下旬にも豚が死んでおり、豚コレラに感染していた疑いがあると明らかにした。県は当時、熱射病と診断し、養豚場は今月5日まで出荷を続けていた。 岐阜県によると、養豚場では8月23日までに、複数の豚が衰弱したり死んだりしたため、市の依頼を受けた県が24日に立ち入り、6頭の血液検査などを行った。しかし、県は感染症の可能性を疑いながら熱射病と診断した。

 その後、養豚場で9月3日に1頭が急死し、市の獣医師が県に報告。7日の簡易検査で陽性反応が出たため、8月下旬に採取した血液も検査すると、同日、豚コレラウイルスの疑いがあるとの判定が出た。

 一方、養豚場は9月3~7日に豚約80頭が死んだのに県へ報告せず、死骸の一部をふんと混ぜ、市内の「JAぎふ堆肥センター」に搬入していた。県は一連の経緯に問題がなかったか調べる。

 県は10日までに養豚場にいた546頭の殺処分を終え、農林水産省が11日に防疫措置の完了を発表した。県は12日、これを受けた今後の対応を検討する会議を開き、感染拡大が確認されなければ、養豚場の半径3キロ圏内に設定した移動制限区域を10月10日午前0時に解除することを確認した。