【正論】拉致問題「当時のほかのメディアは無視、黙殺していた」 元産経新聞記者、阿部雅美氏 - 産経ニュース

【正論】拉致問題「当時のほかのメディアは無視、黙殺していた」 元産経新聞記者、阿部雅美氏

京都「正論」懇話会の講演会で講演する阿部雅美氏=12日午後、京都市東山区(寺口純平撮影)
 京都「正論」懇話会の第60回講演会が12日、京都市東山区のハイアットリージェンシー京都で開かれ、元産経新聞社会部記者の阿部雅美氏が「拉致取材40年 追い続けた真実と黙殺したメディア」と題して講演した。
 阿部氏は、北朝鮮による日本人拉致問題を昭和55年に初めて報じた端緒について警察関係者への夜回りで「『日本海で変なことが起きている』と耳にした偶然からだった」と紹介した。これに対し、ほかのメディアからは「虚報として無視、黙殺された」とし、「政府や政治家、警察も含め日本社会が長い間、目をつぶってきたという視点を忘れてはならない」と訴えた。
 拉致問題の解決については、「トランプ米政権の優先順位が下がり、楽観できない」と分析。被害者の家族のためにも「被害者全員が日本に帰ることを願いたい」と述べた。