【台風21号】政府調査団が兵庫県視察 知事ら激甚災害指定を要望 - 産経ニュース

【台風21号】政府調査団が兵庫県視察 知事ら激甚災害指定を要望

 猛烈な風雨を伴った台風21号による兵庫県の被害状況を調べるため、小此木八郎防災担当相を団長とする政府調査団が11日、神戸市や芦屋市の沿岸部を視察した。神戸市中央区の神戸空港で開かれた意見交換会で、井戸敏三知事らは、7月の西日本豪雨から台風21号まで続いた一連の災害について、激甚災害に指定することなどを要望した。
 意見交換会では、井戸知事や久元喜造神戸市長、山中健芦屋市長らが調査団に県内の被害状況を説明。高潮対策のための財政措置や、コンテナの漂流防止対策への取り組み強化などを盛り込んだ要望書をそれぞれ提出した。
 県から国への緊急要望では、復旧事業での国庫負担率を引き上げる激甚災害の指定▽一部施設の閉鎖が続く関西国際空港から伊丹(大阪)、神戸両空港への国際線・国内線振り替え▽国の補正予算の編成-など6項目を求めた。県や各市の要望に小此木担当相は「力強く前進できる措置を取りたい」と応じた。
 政府調査団は高潮で広範囲に浸水した神戸市東灘区の六甲アイランドを訪れた後、高潮により護岸の転落防止柵が約1キロに渡って、なぎ倒されるなどの被害が出た芦屋市涼風町を視察。濱浩二・県土整備部長が、神戸市などから約20個のコンテナが漂着したことや、高潮により住宅に浸水被害が出たことなどをパネルを使って説明した。
 芦屋市によると、同町では高潮が約5・2メートルの護岸を超え、道路が冠水。少なくとも床上浸水が17件、床下浸水が143件発生した。