世界遺産の奈良・元興寺創建1300年 国宝・薬師如来立像が里帰り展示

 
十一面観音立像(左)と薬師如来立像が奈良国立博物館から里帰りし「大元興寺諸仏展」の開眼法要が行われる=12日、奈良市の元興寺(前川純一郎撮影)

 世界遺産・元興(がんごう)寺(奈良市)の創建1300年に合わせ、焼失した同寺五重塔にかつて安置されていたとされる国宝・薬師如来立像(平安時代)などが奈良国立博物館(同市)から里帰りし、開眼法要が12日営まれた。同寺法輪館で13~27日に展示される。

 元興寺は、国内最古の本格的寺院として知られる法興寺(現在の飛鳥寺、奈良県明日香村)が養老2(718)年に平城京の現在地に移り、壮大な伽藍を誇った。創建1300年に当たる今年はこれを記念し、歴史を紹介する展示会などが企画された。

 この日の法要では、法輪館の国宝・五重小塔の周囲に並べられた薬師如来立像と重文・十一面観音立像(鎌倉時代)、重文・釈迦如来立像(同)を前に僧侶らが読経した。

十一面観音立像(左)と薬師如来立像が奈良国立博物館から里帰りし「大元興寺諸仏展」の開眼法要が行われる=12日、奈良市の元興寺(前川純一郎撮影)