大阪の汚名返上なるか 隠れた逃亡犯、今度は懸賞金が追いつめる(9月12日)

浪速風
大阪府警が作成した樋田淳也容疑者の等身大ポスター=11日午前、府警本部

 特別指名手配されたオウム真理教の元幹部は、17年に及んだ逃亡の大半を元女性信者と暮らしていた。日本赤軍の女性リーダーは偽造旅券で日本に不法入国し、特徴のホクロを化粧で隠して潜伏していた。千葉で英国女性を殺害した容疑者は、整形手術をして建設会社に住み込みで働いていた。

 ▼いずれも大阪にいた。他人に無関心で隠れやすいと思われているなら、大阪にとって不名誉この上ない。樋田淳也容疑者(30)が大阪府警富田林署の面会室から逃走して、今日で1カ月になる。当初はバイクを使ったひったくり事件が連続し、逃走のための資金稼ぎとみられたが、それもぱたっとなくなった。

 ▼空き家などに潜んでいるのか。誰かにかくまわれているのか。それとも、もう大阪にはいないのか…。後輩の失態と、長引く捜査に業を煮やしたのだろう。府警OBがカンパして有力な情報提供に懸賞金を出すという。府警だけでなく、大阪の汚名返上も懸かっている。