【虎のソナタ】危険球、ボーク、拙守・拙攻の後、大山勝ち越し弾 必勝パターンのはずが…最後まで荒れた甲子園 - 産経ニュース

【虎のソナタ】危険球、ボーク、拙守・拙攻の後、大山勝ち越し弾 必勝パターンのはずが…最後まで荒れた甲子園

9回、中日・アルモンテに適時打を浴びたドリス =甲子園球場(村本聡撮影)
 イワシの頭も信心から…というけれど「ゴリラの頭もアテになる…」。
 あのね、別に赤ちょうちんで酒のアテを選んでいるんじゃないんだ。つまりです。この日の当番デスク野下俊晴はわが社ではかなりマトモな思考回路をもったヤツなんです。そやつが出社してくるなり、おもむろにこう言うじゃないですか。
 「僕は最近、サッパリなので、今日は編集総括の運動部長の“勝ち運”をアテにして頑張りマスわ…ヨロシクッ…」
 暦の上では二百十日です。最近じゃ日本列島はドガチャガで、ほとんど毎日が乱脈な二百十日の大バーゲン。そこにゴリラの勝ち運なんかをあてこんでは多分ロクなことはない…と思った。それで編集総括席をみると…わがゴリラ部長稲見誠がまじめくさって座って「確かに…僕はまぁまぁの勝率なんですョ。しかし…」。
 くそ真面目なゴリラ稲見だって、遠く離れた甲子園の虎の勝敗を大阪・難波の編集局でコントロールできるわけもない。
 新聞社ってトコはいつもこんな会話をしているわけじゃないのです。本当はもっと複雑怪奇? な話をカンカンがくがくやっているんですが、最近はもう恐山から祈祷(きとう)師でもきていただかないという空気も漂ってきてマスヮ。
 そんなこんなで試合前は2軍戦の藤浪晋太郎投手を取材したトラ番箭内桃子記者に恐る恐る「藤浪リポート」を聞くと「それが…まぁまぁの内容でしたヮ」とのこと。それについては箭内の記事をお読みください。
 そしてプレーボール。トラ番新里公章の電話では、阪神2軍のキャンプ地の高知県安芸市の横山幾夫市長が激励に訪れたそうだ。同市の観光大使を務める掛布雅之オーナー付SEAとも歓談されていたそうだが、市長もまた居ても立ってもいられない心境なのかもしれない。
 試合はいきなりアルモンテの3ラン! 総括席でゴリラ部長も口をへの字だョ。
 つまり、いろいろなタイガースを取り巻く人物が悲喜こもごもの“人間模様”を描いた。しかし…四回にメッセが中日松井雅に死球で「危険球退場」となって、彼はこれでまた日米通算100勝はお預け。ゲームが突如“震度7級”の大荒れ…ボークあり、拙守、拙攻…大山のホームランも出て、中盤はどっちがイイ試合をしてどちらがマズイ試合なのかはさっぱりわからない混濁状態。五回終わって5-5。相棒の捕手が死球で病院に搬送されてリズムが乱れたのか、ガルシアもメッセと同じ独り相撲。
 おかげで虎ソナ席でもスコアブックはゴチャゴチャの真っ黒け状態。
 野下デスクはもうほえる気力もうせて、肩を上下させて総括ゴリラ部長の“狂運”を横ニラミだ。
 終盤にはいると実は断然、抑え投手陣が充実している阪神が有利。とにかく台風の強風で電線があっちこっちとブチ切れたような混線からもう停電寸前? 福留選手も六回の全力疾走で足を痛めて…伊藤隼と交代と、まるで“白兵戦”の様相を呈したのです。
 そしてついに出ました! われらが大山悠輔のこの試合2発目のアーチが七回に出たのです。いいですか。これで…これで…後は藤川→ドリスと虎の勝ちパターンに入ってどやさ!
 でも、ゴールに向かって直線に入り、毎度こんな試合をやってちゃあ…スタミナ切れが心配であります。私共には締め切りという厳粛なる事実がございます。延長戦なんてないッ。これから先が心配。何人かはわれわれも救急搬送と隣り合わせで…これから先が心配。何人かはわれわれも救急搬送と隣り合わせで…ああ、それが現実になりました! ゴリラ大明神の御利益をアテにした私と野下デスクが反省しております…トホホ。