40センチ止水板を越え電気室に浸水、停電  

台風21号
台風21号の影響で冠水した関西国際空港第一ターミナルの地下一階電源施設=5日(関西エアポート提供)

 関西エアポートは11日、台風21号による高潮で被災し、機能停止が続く関西国際空港第1ターミナルの地下設備などを報道陣に公開した。配電設備がある電気室には、海水が扉の止水板を越えて流れ込んでいたことが明らかになった。

第1ターミナル地下の水位は80~90センチに

 関西エアによると、第1ターミナルビル地下に6カ所ある電気室のうち3カ所が浸水。地下には、作業車などが通るスロープがあり、そこから水が入り込んだという。電気室の扉には高さ40センチの止水板を設けているが、地下の水位は、それを越える80~90センチに達した。

 台風21号が直撃した4日、関西エアは地下の浸水を受け、第1ターミナル内の電力供給を停止。だが、浸水した電気室で配電設備などが故障し、復旧が遅れているという。

 電気関連設備の浸水による停電被害は、1期島南側の国際貨物地区にも広がっていた。このエリアでは、関西エアや航空会社が管理する倉庫など建物18棟が並ぶが、大半が浸水した。

 うち、医薬品を定温で保管できる倉庫も輸出入を待つ医薬品約37トンがあったが、電気設備が浸水し、温度管理ができなくなった。