入院手続き中に患者自殺 滋賀県、300万円賠償へ

 

 滋賀県立精神医療センター(同県草津市)で昨年9月、入院手続き中の50代の女性患者が近くのマンションから飛び降り自殺したのはセンターの監視が不十分だったとして、県は11日、遺族に300万円を支払う方針を明らかにした。9月議会に関連議案を提出する。

 県病院事業庁などによると、女性はセンターで「入院が必要」と診断され、家族が入院手続きをしていた際に外出し、行方が分からなくなった。その後、近くのマンションから転落しているのが見つかった。自殺とみられる。

 遺族は今年5月、県に対し損害賠償を求める民事調停を申し立て、県は「入院が決まった段階ですぐに病棟に案内すべきだった」と一定の責任を認めた。議案が成立すれば近く和解する見通し。