80時間超労働は疑惑事業所の2割強 200時間超も… - 産経ニュース

80時間超労働は疑惑事業所の2割強 200時間超も…

 福井労働局は10日、平成29年度に長時間労働が疑われる福井県内の381事業所に実施した監督指導の結果を公表した。「過労死ライン」とされる月80時間超の時間外・休日労働は全体の22・5%に当たる86事業所で見つかった。
100時間超は57事業所
 労働基準監督署に相談が寄せられたり、福井労働局のアンケートで問題が見つかったりした事業所を対象に調査を行った。
 80時間超の時間外労働があった86事業所のうち、月100時間超は57事業所、150時超は8事業所、200時間超は1事業所。このほか、80時間以下でも労使間の協定(三六=サブロク=
協定)を上回る時間外労働や三六協定が結ばれていない事例が16事業所で見つかり、違法な時間外労働は102事業所であった。製造業や交通運輸業で多かった。
人手不足の製造業
 指導の事例では、人手不足の製造業の事業所で年度末の繁忙期に、三六協定の上限を超えて月100時間以上の時間外労働に従事させ、170時間を超えたケースもあったという。外部機関による労働者調査を通じ、勤務時間や休日の見直し、合理化などを進めた結果、違反はなくなったという。
 違法な時間外労働を含む労働基準法などの関連法令違反は調査対象全体の53・8%に当たる205事業所で確認された。賃金不払いの残業は17事業所であった。