京都・鴨川公園の葵地区、完成から80年で初の改修 来年度着手、明るさとにぎわい復活へ - 産経ニュース

京都・鴨川公園の葵地区、完成から80年で初の改修 来年度着手、明るさとにぎわい復活へ

改修整備後の鴨川公園南側エントランスのイメージ
上空からみた鴨川公園。点線内で整備が進められる(京都府提供)
 約80年前に完成した京都府立鴨川公園葵地区(京都市左京区)が来年度から本格的に改修整備されることになった。西脇隆俊知事が会見して明らかにした。長い年月を経て樹木が生い茂り、全体的に薄暗くなったため、明るさとにぎわいを取り戻すのが目的。2023年春の完成を目指す。
 同公園葵地区は昭和15年、市民の憩いの場として鴨川と高野川の合流点(鴨川デルタ)北隣の約5300平方メートルに整備された。周囲に下鴨神社や旧三井家下鴨別邸などがあり、文化的景観に恵まれている。
 しかし、近くにある出町柳駅の利用者が自転車を公園に違法駐輪するケースが多く、府は対策として公園の出入り口を狭めた。さらに長い年月を経て樹木も生い茂り全体の雰囲気が薄暗くなった結果、しだいに市民の足が遠のいていった。
 このため府は完成後初の本格改修を実施する。公園内のクロマツなど歴史的景観を生かし、生け垣は低く剪定(せんてい)して見通しをよくする。園内を明るくして下鴨神社への参拝者向けの休息スペースをつくる。
 またバリアフリー化を進めるほか、旧三井家下鴨別邸と公園内を流れる泉川と一体となった景観を創出。イベントスペースなど新たな交流の場も設ける。
 今年度中に詳細な設計を行い、来年度から4年かけて整備する。事業費は約2億円の見込み。西脇知事は「そんなに広い面積ではないが、多くの人が集まりイベントを行うなど、にぎわいあふれる空間に整備していきたい」と話した。