【浪速風】「大阪で生まれた」新ヒロイン いらだちと冷静さが明暗を分けた(9月10日) - 産経ニュース

【浪速風】「大阪で生まれた」新ヒロイン いらだちと冷静さが明暗を分けた(9月10日)

全米オープンテニスの女子シングルスで初制覇を果たし、トロフィーを手に笑顔の大坂なおみ=8日、ニューヨーク(共同)
 公開中の映画「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」は「伝説の試合」と語り継がれる1980年のテニスのウィンブルドン男子決勝を描いている。5連覇を目指す絶対王者のビョルン・ボルグに挑んだジョン・マッケンローは、試合中に暴言を吐き、ラケットを投げるなど「悪童」と呼ばれた。
 ▼セリーナ・ウィリアムズに「悪童」が二重写しになった。元世界ランク1位は明らかにいらだっていた。審判に抗議し、ラケットをたたき壊し、度重なる警告で終盤のゲームを落とした。セリーナを応援する会場はブーイングに包まれた。対して大坂なおみ選手は冷静だった。16歳も若いのに。
 ▼四大大会のシングルス制覇は日本人初の快挙だが、新ヒロイン誕生に世界が驚いただろう。大阪生まれで、祖父母は北海道根室市に住む。台風21号と大地震の被災地を元気づけるニュースだ。「大阪で生まれた人の名字はみんな『オオサカ』なの」というジョークも決まった。