嵐山で和菓子を味わい文化学ぶ…第4回は「月と能」テーマ ホテル「翠嵐」×「虎屋」特別セミナー

 
虎屋の「秋宵の月」とワイン(イメージ)

 京都を代表する景勝地、嵐山にある「翠嵐(すいらん)ラグジュアリーコレクションホテル 京都」(京都市右京区、https://www.suihotels.com/suiran-kyoto/ )で24日、和菓子を通じて日本文化を再発見する特別連続セミナー「翠嵐×虎屋『おかしのこと』」の第4回セミナーが開かれる。

 特別連続セミナーは、同ホテルが開業3周年を迎えた今年3月から始まった。京都で創業し、約500年の歴史を誇る菓子店「虎屋」とタッグを組み、奇数月に、「桜」(第1回)、「茶道」(第2回)、「鵜飼」(第3回)の各テーマについて、参加者が季節の和菓子をいただきながら、日本文化の素晴らしさなどを学んだ。

 十五夜に開催される今回(4回目)は、古来より美の象徴とされる「月」をテーマに、能楽師で文化庁文化交流使の河村晴久氏を講師に迎え、室町時代に基礎が築かれた能楽から、日本文化の原点などについて学ぶ。

 河村氏は幼少の頃から父の河村晴夫の教えを受け、3歳で初舞台。林喜右衛門師に師事し、京都河村能舞台を中心に活動。

 また、演能活動とともに能の歴史も研究しており、神戸大学や京都市立芸術大学大学院などの非常勤講師や、同志社大学の客員教授を歴任したほか、米ハーバード大学を始め、海外での講演や演能も多い。平成17年には文化庁の委嘱(いしょく)を受け、文化交流使として1カ月半アメリカ・カナダに滞在。多くの大学や美術館で能の紹介といった文化交流に尽力した。

 そんな河村氏が今回、題材として取り上げるのは、中秋の名月を風雅に描いた世阿弥の作品「融(とおる)」。源氏物語の光源氏のモデルとなった源融(みなもとのとおる)の霊が月下で美しい舞を披露する幻想的な物語だ。

 この後、「虎屋」がセミナーのテーマにあわせて用意した和菓子「焼物製 秋宵(しゅうしょう)の月」を、翠嵐のソムリエが厳選したワインを共に味わう。和菓子とワインという、京都らしい雅(みやび)な取り合わせは意外な驚きに満ちている…。

 日本を代表する景勝地、京都・嵐山で、名月にちなむ和菓子と能、そして観月が織りなす嵐山の悠久の月夜を堪能(たんのう)できる特別なひとときだ。

 場所は同ホテルの宴会場「茜」と日本庭園。受付は午後6時からホテルのロビーで。セミナーは午後6時30分~7時45分(うち観月会は午後7時30分~)。参加費は6000円(税金・サービス料別)※お菓子・ワイン付。問い合わせ・予約は同ホテル代表((電)075・872・0101)、または info@suirankyoto.com まで。