【台風21号】関空に残された一般車両4000台 出庫開始 - 産経ニュース

【台風21号】関空に残された一般車両4000台 出庫開始

 8日に国際線の一部が再開し、にぎわいを取り戻しつつある関西国際空港では同日から、関空島内の駐車場に残されていた車の出庫が始まった。台風21号の強風によって、関空と対岸を結ぶ連絡橋がタンカーの衝突で損傷した影響で、島内5カ所の駐車場に計約4千台が残されたままだった。
 連絡橋では7日から、損傷がなかった上り線を主に用いて対面通行を実施。関係車両やシャトルバスなどの通行の妨げにならないよう一般車両の通行は認められていなかった。
 しかし、利用者から出庫を求める要望が相次いだため8日以降、関係車両の数が減る午前10時~午後4時に限り、連絡橋を利用した出庫を認めることに。駐車料金は無料とした。
 この日、シャトルバスなどを使って関空まで足を運んだ利用者はマイカーを次々と出庫。仕事で香港に行くため、4日朝から駐車場を利用した兵庫県加古川市の会社員、中村聖志さん(51)は「仕事で車を使うので困っていた。取りに来られてよかった」とほっとした表情を浮かべた。
 一方、台風の影響からか窓ガラスが割れたり、車体が損傷したりしている車両も。京都市伏見区の男性会社員(41)の乗用車は前後の窓ガラスが破損。「代車を用立てるしかない」と話し、依頼した業者のトラックで車を搬出した。また、堺市東区の40代主婦は、運転席の窓ガラスが割れた状態で出庫。「天災だから仕方がない」と肩を落とした。