【浪速風】電気がなかったら…北海道地震はもろい現代への警鐘だ(9月7日) - 産経ニュース

【浪速風】電気がなかったら…北海道地震はもろい現代への警鐘だ(9月7日)

北海道震度7地震に伴う停電で、ネオンが消えたススキノの繁華街=6日夜、札幌市中央区(宮崎瑞穂撮影)
 「電気がなかったら暮らせませんよ!」。テレビドラマ「北の国から」で、東京から故郷の富良野に移住した黒板五郎に、小学生の息子の純が叫ぶ。「そんなことはないですよ」「夜になったらどうするの?」「夜になったら眠るんです」。震度7を観測した北海道の地震は、道内の全戸が停電する事態になった。
 ▼徐々に復旧しているが、電気のない生活は想像もつかない。夜は暗闇につつまれ、冷蔵庫なしには食料の保存ができない。テレビは映らず、スマートフォンなどの携帯機器も電源が切れたら使用できない。どうなっているのか、どうしたらいいのか-情報が得られないと、不安が募る。
 ▼台風21号の暴風と高潮もそうだったが、未曽有の災害は、現代社会がいかにもろい地盤の上に築かれているかを見せつけた。警鐘を深刻に受け止めなければならない。北海道の人たちは開拓精神で厳しい自然と向き合ってきた。助け合いながら、不便と不安に耐えている。