ダム「被害者の会」発足 愛媛・西予、放流問題

西日本豪雨

 西日本豪雨で氾濫した愛媛県の肱川上流にある野村ダム(西予市)と鹿野川ダム(大洲市)が安全とされる基準の6倍の量を放流した問題で、西予市野村町地区の住民が27日、「被害者の会」を発足させ、同市内で初会合を開いた。

 弁護士を交え、ダムの大量放流を防ぐことができなかったのか議論。今後の方針も話し合い、ダムを管理する国土交通省四国地方整備局などに損害賠償を求める訴訟を起こすことも視野に入れている。

 西予市では雨が強まった7月7日朝、野村ダムで基準の6倍の最大毎秒約1800トンが放流された。同地区では家に水が流れ込むなどして5人が亡くなった。住民からは、放流の経緯や注意喚起の方法に疑問の声が上がり、国交省は住民や自治体への情報提供の在り方などを検討する検証委員会を設置した。