「広島は大切な友人」避難中の子供たちを道後温泉に招待 松山

西日本豪雨
道後温泉の足湯を楽しむ広島県熊野町の小学生たち=松山市

 松山市と道後温泉旅館協同組合(松山市道後湯之町)は20日、西日本豪雨で被災し、避難所生活を送る広島県熊野町の子供たちを道後温泉に招待した。今月末まで被災地の子供の招待を続ける。

 この日は、土砂災害で12人が亡くなった広島県熊野町の避難家族3世帯、10人を招いた。子供たちは1泊2日の日程で、しまなみ海道や来島海峡観潮船、松山城、県立とべ動物園などを巡り夏休みを楽しむ。

 道後温泉で一行を出迎えた同組合の新山富左衛門理事長は「広島は大切な友人。心より歓迎します」と労をねぎらった。今も帰宅できずに熊野町民体育館で1カ月半以上の避難生活を続ける小川裕美子さん(37)は「この夏、子供をどこにも連れて行けず我慢させていた。広島にまで声をかけてもらい、ありがたい」と招待に感謝した。

 21日は、大洲市、西予市、宇和島市で避難生活を送る7世帯21人を招待する。22日は広島県坂町の約20人を、23日は広島市から約16人を招く。

 被災者招待は、同組合が市などに呼びかけ、県と県観光物産協会も協力して実現した。