不明男児救助の〝スーパーボランティア〟尾畠さん、豪雨の広島へ ヘルメットに「朝は必ず来る」

 
広島県呉市でボランティア活動に参加する尾畠春夫さん=19日

 山口県周防(すおう)大島町で行方不明だった藤本理稀(よしき)ちゃん(2)を発見した大分県日出町の尾畠(おばた)春夫さん(78)が、西日本豪雨で被害を受けた広島県呉市でボランティア活動に参加している。尾畠さんは「一分一秒でも早く元の生活に戻ってほしい」と話した。

 尾畠さんは、大規模な土砂災害があった呉市天応地区で活動。10人ほどのグループで、住宅に流れ込んだ土砂を土のうに入れて運び出したり、家財道具を整理したりした。赤いつなぎに「朝は必ず来る」などと書かれたヘルメットをかぶり、他のボランティアと声を掛け合いながら汗を流した。

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 「まだまだ復興は進んでいない。一人でも多くの人に手を差し伸べてほしい」と呼び掛けた。

 尾畠さんが活動した住宅で作業を見守った家主の親戚、相原博さん(41)は「経験ある方に来てもらえて助かった。体に気を付けて活動していただければ」と話した。

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 尾畠さんは7月にも同地区でボランティア活動し、その後山口県へ。今回は車中泊をしながら8月末まで作業する予定という。