被災者招待し特別運行 JR四国の観光列車 愛媛

西日本豪雨
特別運行する観光列車「伊予灘ものがたり」の車窓から肱川を眺める被災者ら=18日、愛媛県大洲市

 JR四国は18日、西日本豪雨の影響で運休が続く予讃線の観光列車「伊予灘ものがたり」の運行再開を前に、愛媛県の被災者らを招待して同県の松山-八幡浜間を特別運行した。晴天の下、真っ青な伊予灘が車窓に広がると「きれい」「元気が出る」と感嘆の声が漏れた。通常運行は24日に再開予定。

 同乗したJR四国の半井真司社長は「一日も早い復興を祈念する。運行再開を機に全国にPRし、多くの人に来てもらいたい」とあいさつ。

 肱川の氾濫で自宅が全壊した笹川真理さん(85)=大洲市=は車窓から肱川を眺め、「美しい。いろんな思いがあるが、やっぱり肱川が好きだ」。村上小征さん(80)=同=も自宅が全壊したが、「ようやく普通の自分に返れた気分。元気が出た」と感慨深げだった。

 伊予灘ものがたりは2両編成で、伊予灘の夕日を連想させるあかね色と、太陽やかんきつ類を表す黄金色を基調とした外観が特徴。地元の特産品を中心とした軽食も提供される。