【大阪北部地震】女児死亡のブロック塀撤去 大阪・高槻、市長ら献花 - 産経ニュース

【大阪北部地震】女児死亡のブロック塀撤去 大阪・高槻、市長ら献花

大阪北部地震で女児が犠牲となった小学校のブロック壁の撤去作業が始まる。ブロック塀のまわりには目張りされている=10日午前、大阪府高槻市の寿栄小学校(前川純一郎撮影)
 大阪北部地震でブロック塀が倒壊し、下敷きになった小学4年生女児(9)が死亡した大阪府高槻市立寿栄(じゅえい)小で、倒壊したブロック塀の撤去工事が10日、始まった。市は12日までに工事を終え、撤去した塀を市施設で保管。事故原因を究明するとしている。
 倒壊した塀は高さ約3・5メートルで、建築基準法施行令の高さ制限(2・2メートル以下)を超えており、1・2メートルを超す場合に必要な補強用の「控え壁」も設置されていなかった。事故後、倒壊した状態のままブルーシートで覆われていた。
 この日は浜田剛史市長や樽井弘三教育長、田中良美校長が倒壊現場近くの献花台に花を手向けて黙祷(もくとう)後、工事を開始。市は「遺族や住民の心情への配慮」として工事現場の周りをシートで囲い、撤去の様子を見えないようにしている。
 市は事故後、全市立59小中のうち高さ1・2メートルを超えるなどした29校のブロック塀と、75カ所の公共施設にある1・2メートル超の塀を撤去する方針を決めている。
 浜田市長は報道陣に「いつ災害が起きても『市民の命を守るんだ』という危機感をもって、まちづくりをしていかないといけないと改めて決意した」と話した。
校門前の献花台に献花をする(右から)浜田剛史市長、樽井弘三教育長、田中良美校長=10日午前、大阪府高槻市の寿栄小学校(前川純一郎撮影)