「地震の次は雨」…大阪北部地震被災者に無情の豪雨、再び避難 京都では自衛隊が桂川の土手で土嚢積む

 
増水した淀川、右奥は梅田のビル群=6日午前9時、大阪市

 西日本全域で断続的に降り続く大雨では、6月18日に発生した大阪北部地震の被災地にも影響が出た。

 地震で大きな被害を受けた大阪府茨木市。同市総持寺の「総持寺いのち・愛・ゆめセンター」では、5日夜から6日朝までに、最大80人が身を寄せた。「地震の次は今度は雨なんて…」。避難者は一様に暗い表情を浮かべていた。

 同市中総持寺町の角谷和子さん(82)は「強い雨の音が怖くなった」と5日夜に避難。1人暮らしの自宅アパートの壁には亀裂が入り、応急危険度判定で危険を示す赤色の紙が張られている。

 「何かあったら、自宅から1人では逃げられない。地震があったばかりなのに、今度は大雨で不安」と話した。

 同市橋の内の無職、古賀美智代さん(58)も、自宅マンションの近くを通る川の氾濫を懸念して避難した。地震以降、毎晩この避難所で寝泊まりしているといい、「今日は家で片付けをするつもりだったのに、雨で帰れない」と不安げな様子だった。

大雨の影響で増水した桂川に架かる嵐山・渡月橋は通行止めとなった=6日午前、京都市右京区の渡月橋付近(寺口純平撮影) 

 地震により小学校のブロック塀が倒壊、女児が死亡するなどした同府高槻市では6日午前10時35分ごろ、市内で土砂崩れが発生したと119番があった。住宅2棟に被害があったが、住人は無事とみられる。

 一方、京都府では6日未明、京都市内を流れる桂川で水位が上がり、水があふれ出す恐れが高まったとして、自衛隊に災害派遣を要請。陸上自衛隊福知山駐屯地の隊員約20人が午前5時ごろ、同市南区と伏見区にまたがる久我橋付近に到着し、土手に土(ど)嚢(のう)を積んだ。