エレベーターで地震、どうすればいいの?

大阪北部地震

 大阪北部地震で相次いで発生したエレベーター内の閉じ込め。もしエレベーターに乗っているときに地震に遭った場合はどうしたらいいのか。

 日本エレベーター協会などによると、利用中に揺れを感じたらすべての階のボタンを押し、停止した階ですぐ降りることを呼びかけている。万一閉じ込められた場合には外部連絡用のインターフォンで状況を正確に伝え、落ち着いて助けを待つことが重要だ。「落下したり、空気がなくなって窒息したりするようなことは構造上ない。中から無理にこじ開けようとするほうが危険」(エレベーター保守会社の担当者)という。

 大規模地震の際には、人命救助などのため復旧の優先順位が定められている。同協会によると閉じ込めの救出が最優先で、停止したエレベーターでは、(1)負傷者対応にあたる病院など(2)災害対応にあたる市役所など公共性の高い建物(3)高層住宅(4)その他の一般建物-の順となっている。

 今後重要となるのは、復旧が長引いたことを想定した事前の備えだ。マンションコミュニティ研究会理事で、エレベーターの防災対策に詳しい佐藤直樹さんは「食べ物を備蓄しておいたり、若い住人が高齢者らの買い出しや外出を助けたりするコミュニティづくりなど、エレベーターが使えない状況を想定した準備や心構えを平時からしておくべきだ」と指摘している。