【大阪北部地震】断水20万戸…松井知事「設備更新費1兆円超す」 老朽化ワースト大阪の水道 - 産経ニュース

【大阪北部地震】断水20万戸…松井知事「設備更新費1兆円超す」 老朽化ワースト大阪の水道

朝の大阪府北部の地震で、水道管が破裂し冠水した道路=18日午前、大阪府高槻市(沢野貴信撮影)
大阪北部地震で、ブロック塀の倒壊で女児の亡くなった小学校を訪れた安倍晋三首相。右は松井一郎大阪府知事=21日午後、大阪府高槻市の市立寿栄小学校(彦野公太朗撮影)
 大阪府北部地震で倒壊し、女児が下敷きになって亡くなった大阪府高槻市立寿栄小学校のブロック塀=6月18日
朝の大阪府北部の地震で、水道管が破裂し陥没した道路=18日午後0時33分、大阪府高槻市(沢野貴信撮影)
18日、大阪府高槻市では、住宅から屋根瓦が崩れ落ちていた
 大阪北部地震で老朽化した水道管などが多く破損した問題を受け、大阪府の松井一郎知事は28日、府庁で開かれた大阪府市の政策課題を話し合う副首都推進本部会議で、府内全体の水道管や浄水場などの将来的な設備更新について「1兆円を超える事業費がかかる」との見通しを示した。
 府内の水道管の老朽化率は約29%で、都道府県の平均(約14%)を下回り、全国ワーストとなっている。大阪北部地震では、同府高槻市や箕面市で老朽化した水道管などが破断し水が送れなくなるなど、約20万戸で断水が起こったほか、各地で漏水なども発生した。
 松井氏はこの日の会議で、老朽化した水道管などへの対策について「命を守る上で、即座にとりかかっていかないといけない課題」と指摘。財源などの問題で対策が進んでいない自治体も多いことから、各市町村の老朽化率や更新にかかる収支見通しなどを公表する方針を明らかにした。
 また、府内全体でコストダウンを図り設備更新につなげるため、複数の市町村の水道事業をまとめて広域化を促す改正水道法(審議中)の活用や、民間事業者を交えた検討チームを立ち上げる意向も示した。