梅田スカイビル開業25周年、空中庭園展望台リニューアル 訪日客人気で年間で過去最高150万人入場

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開業25周年を機に最上部の「空中庭園展望台」をリニューアルした梅田スカイビル=27日、大阪市

 2棟のビルの空中を展望台でつなぐ複合高層ビル、梅田スカイビル(大阪市北区)が今年7月2日に開業25周年を迎えるのを記念して、運営会社が27日、リニューアルした展望台を報道陣に公開した。近年増加する訪日外国人客(インバウンド)の観光スポットとしても人気で、29年には開業年の約1・5倍の150万人以上が訪れた。大阪・梅田一帯は、再開発で高層ビルが増えるなか、ランドマークとしての人気を誇っている。

 リニューアルした「空中庭園展望台」(39~40階)はカフェを拡充し、多国籍の来場者のため音声のないアニメーションも制作。アニメでは、2棟のビルの完成後に、展望台の基礎部分などを約14時間かけてワイヤロープでつり上げたリフトアップ工法などを紹介している。

 また「絹谷幸二 天空美術館」(西棟27階)で25周年特別展示を12月17日まで開催。絹谷氏は梅田スカイビルを背景に淀川の龍神が舞う絵画と彫刻を制作し、「完成当時から、冒険心と進取の気性に満ちたビルに感動させられた」と話した。

 梅田スカイビルは建築家の原広司氏が設計し、地上40階建て地下2階、高さ173メートルの世界初の連結超高層建築として平成5年に完成。まだ梅田に高層ビルがなかった時代に、「大阪の新名所」を目指して積水ハウス、ウェスティンホテルなど4社が共同事業として6年がかりで開発した。

 2008年に英紙「THE TIMES」で世界の建築トップ20に国内で唯一選ばれたことで海外からも注目を浴びるように。大阪へのインバウンドの増加も追い風となり、昨年の展望台入場者約150万人のうち外国人割合は約75%に上った。ビルを運営する積水ハウス梅田オペレーション運営事業部の西村直恭部長は「今後も海外の方や市民が集う場にしていきたい」と話した。

 今後、梅田スカイビルに隣接するJR大阪駅北側の再開発地区「うめきた2期」も2024年の街開きに向け開発が予定されている。