JR九州鉄道好調で最高益、路線別収支の公表も検討 - 産経ニュース

JR九州鉄道好調で最高益、路線別収支の公表も検討

 JR九州が10日発表した平成30年3月期連結決算は、売上高が前期比8・0%増の4133億円、純利益が12・6%増の504億円となり、いずれも過去最高を更新した。外国人客の増加で九州新幹線などの利用が伸びた鉄道事業が好調だった。ただ、地方路線の収支は依然厳しく、JR九州は沿線自治体との議論に役立てるため路線別収支の公表を検討していることを明らかにした。
 単体での鉄道事業の営業利益は12・5%増の282億円だった。16年の株式上場前に実施した会計処理に伴う費用軽減分を考慮しない場合は20億円の赤字。青柳俊彦社長は福岡市での記者会見で、地方路線の赤字が拡大したと明らかにした上で「効率化を進めていく」との考えを示した。
 青柳氏は、将来的に路線別の収支といったデータを自治体に示す必要があるとの認識も示した。
 鉄道以外の分野では、マンション販売が好調だった不動産事業や、建設機械販売会社の買収が寄与し、18年3月期連結決算を下支えした。
 31年3月期は、売上高が4397億円、純利益が475億円と増収減益を見込む。