関電、京阪を「取り戻し」 鉄道電気代、新電力から1年で さらに安価プラン提示か

 

 京阪電気鉄道は26日、大阪府や京都府を走る「京阪本線」の動力用の電気について、購入先を新電力のエネット(東京)から関西電力へ5月に切り替えると明らかにした。京阪電鉄は昨年、関西の大手私鉄では初めて動力用の電力調達先を新電力に切り替えたが、その後の対応が注目されていた。

 エネットとの1年間の契約が満了した時点で関電に切り替える。京阪電鉄の担当者は「経済合理性を判断した」と説明している。

 京阪電鉄の鉄道の電気代は約36億円(平成27年度)で、エネットへの切り替えでは数億円程度のコスト削減効果があった。今回、関電はさらに安価なプランを提示したようだ。

 京阪電鉄では主に滋賀県を走る「大津線」も昨年7月に関電からエネットに切り替えており、1年契約の満了を前に継続の可否を検討する。

 関電では法人の大口顧客の流出が続いたため、値下げを含めた「取り戻し営業」を強化していた。岩根茂樹社長は、昨秋以降の営業の動向について「企業向けでは顧客の取り戻しが離脱を少し上回るようになった」と説明している。