運休中の滋賀・長浜の賤ケ岳リフト、復旧工事費めどつかず 近江鉄道と自治会が協議 - 産経ニュース

運休中の滋賀・長浜の賤ケ岳リフト、復旧工事費めどつかず 近江鉄道と自治会が協議

賤ケ岳リフト脇の土砂崩れ現場。復旧工事は手つかずで、運行再開の見通しは立っていない=滋賀県長浜市木之本町大音
 賤ケ岳(滋賀県長浜市木之本町大音、標高421メートル)の山麓と山上をつなぐ「賤ケ岳リフト」が土砂崩れのため運行できなくなっている問題が長引いている。運営する近江鉄道は「早く再開するよう努めたい」としているが、土砂崩れ現場は現在も復旧工事が手つかずの状態で、運行再開の見通しは立っておらず、観光客が毎年大勢訪れているゴールデンウイークには間に合いそうもない。
 同リフトは近江鉄道が地元の大音自治会や個人が所有する土地を借りて運営。今年も冬季の運休期間を終えて4月初めに運行を始める予定だった。しかし3月23日、大雨の影響で中腹の土砂約20立方メートルが崩れ、リフトの運行が不能となり、4月からの再開ができなくなった。土砂崩れを受け近江鉄道は当初「5月の大型連休までに再開したい」としていた。
 しかし、復旧工事はまだ始まっていない。近江鉄道は17日、大音自治会に対して復旧工事費の負担を求めた。工事費は2千万~4千万円程度必要とされ、福田富雄自治会長は「簡単に対応できる話ではなく、慎重に検討したい」と話した。
 一方、近江鉄道管理部の広報担当は、地元自治会に工事費の負担を要請したことを認めた上で「休止が長引き利用者の皆様に深くおわびしたい。地元と協議して早く再開するよう努めたい」としている。
 賤ケ岳は天正11(1583)年の「賤ケ岳の戦い」跡で、頂上からは奧琵琶湖や余呉湖などの景色が見渡せ、春から秋にかけての観光名所となっている。