地震保険代行でトラブル、熊本地震で注意呼び掛け - 産経ニュース

地震保険代行でトラブル、熊本地震で注意呼び掛け

 「地震保険の保険金が簡単に受け取れますよ」。熊本地震で自宅が壊れた人に、地震の損害を調査するコンサルタントを名乗る業者が損害保険会社との交渉や書類作成の代行などを持ち掛け、保険金の報酬を受け取る事例が起きている。国民生活センターにも複数の相談が寄せられ、損保会社は「このような業者が関与する必要はない」と注意を呼び掛けている。
 平成28年4月の熊本地震で40代男性は木造2階建ての自宅の基礎部分に複数のひびが入った。本来は一部が損壊したと認定されれば保険金額の5%が受け取れるが、対象でないと思い込み、請求手続きを放置していた。
 昨秋、知人の紹介で業者の訪問を受け、保険金の約3割を報酬として渡す契約を結ぶ一方、申請手続きは業者の指示に従い自分で行った。受け取った保険金は約60万円。うち約20万円を業者に渡した後、損保会社から「そんな業者とは交渉していない」と伝えられた。
 男性の弁護士は「被害に気付いていない人もいると思われる。身に覚えがある人は弁護士や消費生活センターに相談してほしい」と話す。