近鉄特急「しまかぜ」運転開始5周年…3列車勢ぞろい

鉄道ファン必見
通常見ることができない特急「しまかぜ」3列車のそろいぶみに、鉄道ファンも大喜びだった=21日、三重県志摩市の近鉄賢島駅

 三重県志摩市の近鉄賢島駅で21日、特急「しまかぜ」の運転開始5周年記念イベントが開かれた。通常見ることができない同駅発の大阪便、京都便、名古屋便の3列車を一堂にそろえ、詰めかけた約800人の鉄道ファンを喜ばせた。

 「しまかぜ」は志摩市の海風をイメージしたネーミング。特急の改良を重ねてきた近鉄が平成6(1994)年の伊勢志摩ライナーに続いて伊勢神宮の式年遷宮に合わせ25年にグレードアップして導入した。

 座席幅は通常105センチだが20センチ広い125センチにし、横4列を3列に減らし、ゆったりとした空間を確保。リラクセーション機能も備えた座席で満足度を高めている。26年には鉄道友の会のブルーリボン賞を受賞。運行開始以来、ほとんど満席で、今年2月末に111万人を超えた。

 この日は同駅長も兼ねる深川浩鳥羽駅長が、「贅(ぜい)を尽くしたサービスが好評で、皆様に愛される列車になっている。今後も利用して伊勢志摩観光を楽しんでください」とあいさつ。くす玉割などで祝った。構内では記念のパスケースや下敷き、タオルなど記念グッズが約3千個用意されたが、数時間でほとんどが売り切れた。

 同特急の賢島発の3列車のカフェ車両では、デザートの記念メニュー「伊勢志摩の宝箱」を1列車10食の限定で4月8日まで発売。志摩観光ホテル総料理長の樋口宏江さんが志摩産の食材を中心に三重のおいしいものをマカロンやプレッツェル、キッシュにアレンジした超高級デザートを盛り込んでおり、1箱1800円。