熊本地震の益城町 再生の動き本格化

 
 熊本地震で土地区画整理事業の対象となり、更地が目立つようになった熊本県益城町の木山地区=12日

 熊本地震で甚大な被害が出た熊本県益城町が、中心部で土地区画整理事業の計画を進めている。避難場所の公園整備や緊急車両の経路確保など、災害に強い町づくりを目指しており、合意形成に向けた地権者への個別説明を15日から始める。

 益城町は震度7を2度観測。震災関連死を含め40人以上が犠牲となり、全半壊住宅は約6千棟に上った。事業の対象は被災した旧町役場がある木山地区の28・3ヘクタールで、まちづくり協議会などで住民から出た意見も参考に町が素案を策定。県道交差点を中心に500メートル以内の間隔で公園を配置、全ての宅地が道路に接するようにするとした。

 県が町の代わりに施行、総事業費は100億円を超えると見込む。昨年11月、町は都市計画法に基づく住民説明会を開いたが、都市計画審議会が翌12月に「住民の理解が十分に得られていない」として反対多数で否決した。

 これを受け県や町は今月15日から地権者約410人を戸別訪問し、事業内容やスケジュールなどを説明することにした。3月下旬に改めて都市計画審議会に諮る予定だ。