熊本地震で被災 東海大の学生団体に農林水産大臣賞 復興へ農業支援

 
農林水産大臣賞を授与され記念写真に収まる東海大学チャレンジセンター 阿蘇援農コミュニティプロジェクトのメンバー(前列中央4人)ら=4日午後、東京・丸の内(奥清博撮影)

 平成28年4月に発生した熊本地震で被災した東海大学阿蘇キャンパス(熊本県南阿蘇村)を拠点にしていた農学部で、農業支援に取り組んでいる学生グループが4日、農水省「食と農林漁業大学生アワード2017」の農林水産大臣賞を受賞した。

 同賞は全国で食と農林漁業に関わる取り組みを続けている大学生による団体が活動をプレゼンテーションして、最も優秀な団体に贈られる取り組みで今回で6回目。

 受賞した「東海大学チャレンジセンター阿蘇援農コミュニティープロジェクト(阿蘇援農)」は、同大農学部の学生、約160人が中心となり、平成20年から援農活動に取り組んでいる。

 活動では、労働力不足に悩みながらも若者に農業を知ってもらいたい農家と実践の農業を学びたい学生が相互協力をする形で実施する。

 熊本地震で活動停止を余儀なくされたが、今年に入り、倒れた農業用ハウスを再建するなど被災農家を支援する活動を再開させた。農家からは「学生さんの笑顔にパワーをもらった」「農業を続けてゆこうと思えた」などの反応があったという。

 学生たちはこれまでの活動に加え、熊本の農業の復興を支えてゆく決意を固めている。

 代表の東海大農学部3年、藤川志津香さん(20)は「世界を見据えたプロジェクトなどがあった中、地域の農家とのつながりを大切にしてきたことが評価されてうれしかった」と笑顔で話した。

(写真報道局 奥清博)