九電の火力2発電所に不正検査配管納入 神鋼子会社が担当、強度は問題なし

神戸製鋼データ改竄
記者会見で謝罪する神戸製鋼の川崎博也会長兼社長=10月13日、東京都港区(飯田英男撮影)

 九州電力は2日、神戸製鋼所の子会社「神鋼メタルプロダクツ」(北九州市)からデータの一部を不正に記入した配管が管内の2つの火力発電所に納入されていたと発表した。神鋼メタルに聞き取り調査をしたところ、強度は要求水準を満たしているといい、火力発電所の安全性に問題はないとしている。

 九電によると、不正があったのは平成25年2月~29年7月に納入された新大分発電所(大分市)と新小倉発電所(北九州市)の冷却装置用の配管。計3400本納入されたうち神鋼メタルは45本を抜き出して厚さなどの寸法を測定した際、両端を測る必要があったのに片方の端しか計測せず、もう片方は想定値を記載していた。

 神鋼メタル側が1日に不正があったことを九電に報告したという。九電は「現時点ではこの件以外に神戸製鋼やグループの不適切な製品が納入されたとの報告は受けていないが、今後の状況を注視する」としている。