JR日田彦山線の復旧方法で議論へ 九州北部豪雨で不通

 

 JR九州は九州北部の豪雨で不通となった日田彦山線の復旧方法を議論するのに先立ち、21日までに大分県日田市に被害状況を説明した。沿線自治体に順次理解を深めてもらった上で、鉄道を復旧させるかどうかを含めて自治体と具体的な議論に入る見通しだ。

 JR九州によると、幹部が20日、日田彦山線や日田市内の鉄橋が流失したことで一部区間の不通が続く久大線の被害箇所を原田啓介市長に説明した。関係者によると、日田彦山線の駅舎が損傷するなどの被害があった福岡県東峰村には25日に説明する方向で調整しているという。

 JR九州は久大線に関しては来夏までの復旧を目指す方針。一方、添田(福岡県添田町)-夜明(日田市)が不通の日田彦山線は復旧の見通しが立っていない。この区間は豪雨以前から利用が低迷していたこともあり、鉄道として復旧した場合の採算性を慎重に見極めている。今回の説明を皮切りに、バスやタクシーといった鉄道以外の輸送手段に切り替える可能性も視野に地元と協議するとみられる。