藤井四段、竹内四段に勝ち棋聖戦1次予選決勝進出 ゴキゲン中飛車で穴熊崩す、あわや千日手の局面も冷静に対処

将棋
竹内雄悟四段(右)と対局する藤井聡太四段=27日午前、大阪市福島区・関西将棋会館(柿平博文撮影)

 将棋界最多の29連勝を達成した最年少プロ、藤井聡太四段(15)は27日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた棋聖戦(産経新聞社主催)の1次予選3回戦で竹内雄悟四段(29)を154手で破り、決勝進出を決めた。公式戦の通算成績は42勝6敗となった。

 対局は午前10時から始まり、持ち時間各1時間。戦型はゴキゲン中飛車。先手の竹内四段は王将を駒で囲う穴熊で守りを固めた。

 藤井四段はこれまで竹内四段に3戦3勝してきたが、今回は大接戦となった。終盤の約1時間は双方とも時間を使い切り、1手60秒未満の秒読みに。白熱した展開となり、一時、竹内四段が有利な場面も。千日手が成立しそうな局面もあったが、藤井四段が落ち着いた正確な指し回しで快勝した。

 終局後、藤井四段は「最後まで分からない将棋だったが、勝ててよかった」。竹内四段は「(4度目の対局なので)負けられないと思っていた。終盤、良くなったと思ったが、勝ちきることができなかった」と話した。

 羽生善治棋聖(47)=王座=への挑戦者は、トーナメント方式の1次、2次予選を勝ち上がった棋士とシード棋士の16人で本戦を戦い、決定する。

 藤井四段は次回、10月6日に朝日杯将棋オープン戦で宮本広志五段(31)と対戦する。