王座戦予選で小林健二九段に勝利、初戦突破

藤井聡太四段
王座戦予選で小林健二九段(右)に勝利した藤井聡太四段=20日午後、大阪市福島区の関西将棋会館

 将棋界最多の29連勝を達成した最年少プロ、藤井聡太四段(15)は20日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた王座戦予選で小林健二九段(60)に勝ち、初戦を突破した。公式戦の通算成績は41勝6敗となった。

 先手番の藤井四段は序盤から巧みに差し回し、63手で小林九段が投了した。終局後、藤井四段は「序盤から手が広い将棋となり、難しかった」と話した。

 一方、藤井四段に8月以来2敗目を喫した小林九段は「立ち上がりに気をつけたつもりだったが、中盤、終盤から新型エンジンと旧式エンジンの差が出た。約一月の間に2局できたのは棋士冥利(みょうり)だが、結果が出なかったことは残念」と述べた。

 また、10月でプロ入りから1年を迎える藤井四段はこの日の王座戦予選で8大タイトル戦の予選全てに参加したことになる。藤井四段は「本当にあっという間で感慨深い。一つでも上を目指せるよう頑張りたい」と語った。

 この1年で印象に残っていることについては「数え切れないほどある」としながらも「一つ挙げるとすれば、加藤(一二三)先生とのデビュー戦。本当にいい経験をさせていただいた」と話した。

 藤井四段は次回、27日に棋聖戦1次予選3回戦で竹内雄悟四段(29)と対戦する。