台風18号、警戒強める九州豪雨被災地 宮崎は避難指示

 

 大型で強い台風18号の上陸に備え、九州各地では16日、警戒が強まった。7月の九州北部の豪雨で被災した福岡県朝倉市では、二次被害を防ぐための応急対策が進められ、災害ボランティアの受け付けも中止した。大雨となった宮崎市は一部地域の住民に避難を指示した。

 朝倉市では、7月の豪雨で土砂崩れや家屋流失が相次いだ。復旧工事が続くが、流木などが残ったままの地区もあり、県は河川の氾濫に備えて新たに土のうを積み増したり、土砂崩れ現場にブルーシートを設置したりするなど対応に追われた。

 朝倉市は16日の災害対策本部会議で、警戒態勢の強化や住民に早めの避難を呼び掛けることを確認した。ボランティアの受け付けは17日まで取りやめるほか、17日に予定していた特産品販売イベントも中止した。市担当者は「大事にならないよう万全を期したい」と気を引き締めた。

 豪雨で自宅が床上浸水した朝倉市甘木の女性(82)は「台風が怖いので大工さんに頼んで土のうを積んでもらった。私も早いうちに避難します」と不安そうだった。

 一方、宮崎市では16日未明から雨が強くなり、市は加江田川が氾濫する危険が高まったとして周辺の38世帯76人に避難指示を出した。