藤井聡太四段、棋王戦本戦で豊島将之八段に敗れる 中学生タイトル獲得可能性潰える

将棋
公式戦初のA級棋士との対戦となった棋王戦本戦で豊島将之八段に敗れた藤井聡太四段=24日午後、大阪市福島区の関西将棋会館(柿平博文撮影)

 公式戦29連勝の新記録を樹立した将棋の最年少棋士、藤井聡太四段(15)が24日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた棋王戦本戦で、若手実力者、豊島将之八段(27)に87手で敗れた。棋王戦は藤井四段が中学生の間にタイトルに挑戦、獲得の可能性のある唯一の棋戦だった。公式戦の通算成績は38勝4敗となった。

 豊島八段は5ランクある名人戦順位戦の最上位のA級に在籍。公式戦で藤井四段がA級棋士と対戦するのは初めてだった。

 対局は、同一局面が4回現れた時点で無勝負となる千日手が成立。その後の指し直し局では、難しい局面が続いたが、豊島八段に押し切られた。

 終局後、藤井四段は「実力の差やA級の壁の高さを改めて感じた。まだまだタイトルには実力不足。一歩一歩強くなりたい」と話した。勝利した豊島八段は「中盤の仕掛けの後、嫌だと思う手を指され続け、強いなと思った」と藤井四段をたたえた。

 次回は9月2日、加古川青流戦で、昨年の優勝者の井出隼平(じゅんぺい)四段(26)と対戦する。