花火に背を向け 染まる窓ガラスに夏を感じる

動画
ビルに映り込む花火=8月5日、大阪市北区(山田哲司撮影)<撮影データ>キヤノンEOSー1DX MarkII 70-200ミリレンズ f4.5 2秒 ISO200

 浴衣姿のカップルでにぎわう大阪・キタの繁華街。空を見上げれば、赤や緑の大輪の花が咲き乱れる。少し間を置き「ドーン」という音が周囲のビル群に反響し、こだまのように響いてきた。

 大阪の夏を彩る「なにわ淀川花火大会」。水都・大阪の源流でもある淀川を会場にする関西屈指の花火大会だ。

 打ち上げが始まっても、淀川方面へと向かう人波が途切れることなく続く。

 人の流れに逆らうように、梅田の再開発エリア「うめきた」近くに三脚を据えた。レンズを向けたのは、会場とは逆方向にある「グランフロント大阪」だ。

 そう、狙うのは、ビルの窓ガラスをキャンバスにした、いつもと違う花火の姿。

 プロジェクターで投影したかのように、壁面が色とりどりに染まっていく。ガラスに映る花火の隙間には、ビルから空を見上げる人が…。

 ゆらゆらと踊り続ける光跡が、モダンな作品を生み出した。(山田哲司)