阿蘇大橋を熊本地震遺構に 南阿蘇村の検討委提案

熊本地震

 昨年4月の熊本地震で被災した構造物や施設の在り方を話し合う熊本県南阿蘇村の検討会は18日、防災教育などに生かすため、崩落した阿蘇大橋をはじめとする12カ所を震災遺構として何らかの形で継承するべきだとする報告書をまとめた。早ければ今月中にも、村や県へ提出する。

 報告書が遺構とすべきだとした主なものは他に、敷地内に断層が確認された東海大阿蘇キャンパス、5人が犠牲になった高野台団地の地滑り跡など。現状保存が無理な場合は一部を残したり、周辺に写真や説明文を掲げたりするよう提案した。

 村は今年5月下旬、大学教授や村の職員ら計22人による検討会を設置していた。今後、報告書の内容を踏まえて県と協議し、実現可能な継承方法を見極めながら、12カ所を震災遺構とするかどうか判断する方針。