朝倉の国史跡「三連水車回った」復旧へ手応え

九州北部豪雨
 土砂やごみが取り除かれ、動きだした国指定史跡「三連水車」=2日午前、福岡県朝倉市

 九州北部の豪雨で被災した福岡県朝倉市で2日、豪雨後、動かなくなっている国指定史跡「三連水車」の復旧に向けた最終作業が行われた。午前に用水路へ試験的な通水を行い、いったん回転させた。用水路に残った土砂や流木を取り除き、2日中には豪雨前のように動かす予定だ。

 この日は早朝から、水車を管理する「山田堰土地改良区」の関係者約20人が数カ所に分かれて作業。用水路の下流では作業員が膝まで水につかりながら、次々と流れてくる木くずなどのごみを手で拾い上げていた。

 三連水車は江戸時代に造られ、田植えの季節には筑後川から引いた水をくみ上げ、筑紫平野の水田を潤してきた。日本最古の実働する水車として知られ、国史跡に指定された。

 朝倉市の森田俊介市長は、復旧の見通しになったことについて「三連水車は朝倉の観光の目玉。これからお盆で里帰りする人にも喜ばしいことだ」と市役所で記者団に述べた。