JR久大線来夏全面復旧へ 豪雨流失の橋、工期短縮で

九州北部豪雨

 JR九州の青柳俊彦社長は31日、九州北部の豪雨により大分県日田市の鉄橋が流失し一部区間で不通が続く久大線に関し、来年夏をめどに全面復旧できるとの見通しを明らかにした。当初は復旧に3年程度を見込んでいたが、河川を管理する国から橋の復旧工事ができる時季拡大などで理解が得られ、工期が短縮できるようになったという。

 青柳氏は福岡市で開いた記者会見で「何とか1年間で橋を復旧し、(全線で)開通できるのではないか」と述べた。今後、橋の強度を高めるための設計作業を急ぐ。久大線は被災した12カ所のうち、日田市の光岡-日田で流された花月川の鉄橋を除き、既に復旧作業を終えたという。

 線路や駅舎といった多くの設備が被災し福岡県と大分県を結ぶ一部区間が不通の日田彦山線については「年単位、それ以上になる」として、復旧時期に言及しなかった。

 また、久大線の不通に伴い、定期点検を終えて8月22日から運転を再開する豪華寝台列車「ななつ星in九州」の運行ルートを一部変更することも発表した。

 3泊4日コースは大分・由布院には立ち寄らず、博多(福岡市)から門司港(北九州市)を経由して日豊線で別府(大分県別府市)に入る。鹿児島県と熊本県を走るルートの一部も変える。青柳氏は「ななつ星を通して九州を元気にする旅を提供できるよう準備したい」と強調した。