藤井四段、間違えて上座に…初参戦の棋聖戦で「15歳初勝利」なるか

棋聖戦予選(1)
対局室に入る藤井聡太四段。この後に間違って西川慶二七段の席に着く=24日午前、大阪市福島区(安元雄太撮影)

 将棋界最多の29連勝を達成した最年少棋士、藤井聡太四段(15)が24日午前、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた棋聖戦(産経新聞社主催)の1次予選に初めて参戦し、1回戦でベテランの西川慶二七段(55)との対局が始まった。勝てば、午後から行われる2回戦で阪口悟五段(38)と対戦する。

 対局は午前10時から始まり、持ち時間各1時間。対戦相手の西川七段は、西川和宏六段(31)の父で、戦後初の現役親子プロ棋士として知られる。藤井四段は21日の対局で三枚堂(さんまいどう)達也四段(24)に黒星を喫し、通算成績は31勝2敗。

 対局室には、報道陣約20人が詰めた。連勝中だったころと比べると少し落ち着いたが、それでも関心の高さがうかがえる。

 藤井四段は午前9時44分、「おはようございます」とあいさつして入室。間違えて上座に座ってしまい、日本将棋連盟職員に指摘されると、照れ笑いを浮かべて下座に座り直す場面も。

 西川七段は3分後に入室。水の入ったペットボトルを持参し静かに座った。

 振り駒の結果、藤井四段が先手。持ち時間が短いとあって、数十秒で着手するペースとなっている。

 今月11日に棋聖戦10連覇を果たした羽生善治棋聖(46)=王位・王座=への挑戦者は、トーナメント方式の1次、2次予選を勝ち上がった棋士とシード棋士の16人で本戦を戦い、決定する。