学校や職場が「思っていたものと違い、面白くなかった」竹島容疑者、学校への不満供述 半年前から定職就かず

神戸5人殺傷
兵庫県警有馬署から送検される竹島叶実容疑者=7月19日午前、神戸市北区(永田直也撮影)

 神戸市北区で男女3人が死亡し、女性2人が重傷を負った事件で、殺人容疑で再逮捕された無職、竹島叶実(かなみ)容疑者(26)が「学校や職場が思っていたものと違い、面白くなかった」などと供述していることが20日、捜査関係者への取材で分かった。仕事や学業に悩みがあったとも話しており、兵庫県警有馬署捜査本部は事件の動機との関係について詳しく調べを進めている。

 捜査関係者によると、竹島容疑者は地元の中学校を卒業後、進学した神戸市内の工業高等専門学校を中退。いったん就職した後、市内の専門学校でコンピュータープログラミングなどを学んだ。卒業後は別の職場で勤務した時期もあったが、半年ほど前から定職に就いていなかったという。

 竹島容疑者は自身の経歴を振り返り、「うまくいかなかった」という趣旨の供述もしているという。金属バットで殴られて重傷を負った母親の知子さん(52)が「家庭内に目立ったトラブルはなかった」と話していることもあり、捜査本部は境遇への不満が事件につながった可能性がないか慎重に調べている。

 竹島容疑者は16日に銃刀法違反容疑で現行犯逮捕された当初、「誰でもいいから刺してやろうと思った」と供述。5人への殺傷行為をおおむね認める供述をしている。