猛暑の被災地、支援に感謝 土砂かきだし「私だけなら何日かかるやら…」

九州北部豪雨
住宅に流れ込んだ土砂を撤去するボランティアの女性=15日午後、福岡県朝倉市

 九州北部の豪雨の被災地では3連休初日となった15日、各地から駆け付けたボランティアが、住宅に流れ込んだ土砂の搬出などの活動を午後も続けた。地元のボランティアセンターによると、発生から10日となったこの日だけで計約2800人が、厳しい暑さの中、汗を流した。被災者からは感謝の声が相次いだ。

 最高気温35・5度の猛暑日となった大分県日田市。山崎節子さん(73)の自宅には約10人が集まり、屋内の土砂をシャベルで次々と庭にかき出した。山崎さんは「私だけなら何日かかるやら…。本当にありがたい」と感謝の言葉を繰り返した。

 参加者はこまめに休憩を取りながら、ペットボトルの水を飲み干していた。熊本県益城町の佐藤龍象さん(56)は「暑くて疲れたが、熱中症にならずに良かった」と、充実した表情を浮かべた。

 福岡県朝倉市は最高気温34・3度の真夏日となった。信用金庫の朝倉支店に勤める福岡県柳川市の高田英二朗さん(54)は、同僚約20人と参加。「親戚を亡くした同僚もいる。早く地域が元気を取り戻してほしい」と話した。

 14日からボランティアの受け入れを始めた福岡県東峰村では、周辺道路の崩壊などで交通アクセスが悪い中、577人が駆け付けた。自宅から土砂をかき出してもらった無職梶原一夫さん(88)は「暑い中でのボランティアで大変ありがたい」としみじみと語った。