藤井四段は「麺好き」 なじみのラーメン店も応援

 
藤井聡太四段が好物の「大盛チャーシューらあめん」を運ぶ川浦節子さん=6月、名古屋市北区

 デビューから無敗で最多連勝記録を達成した最年少プロ棋士で中学3年、藤井聡太四段(14)のブームが止まらない。対局時の“勝負メシ”が報じられ、麺好きとしても知られるように。藤井四段の行きつけで将棋ファンらが訪れる名古屋市のラーメン店は「忙しいだろうけど、体に気を付けて対局に臨んで」と応援している。

 藤井四段が毎月のように通うのは、創業40年以上の「陣屋」(同市北区)。店内には、藤井四段を挟んで主人の川浦勝さん(75)と妻、節子さん(74)が笑顔を見せる写真と、藤井四段が色紙に描いた27手詰めの詰め将棋が飾られている。

 節子さんは「1日の来客数が30人ほど増えた。みんな色紙の写真を撮っていく」と笑顔。「詰め将棋の答えを教えて」と頼む客もいるが、藤井四段からは「ご自分で考えるようにお伝えください」と言われたという。

 徒歩で10分以内の場所に将棋教室を構える師匠の杉本昌隆七段(48)に、中学1年のころに連れてこられたのがきっかけ。藤井四段がいつも頼むのは「大盛チャーシューらあめん」(930円)で、メンマを師匠のチャーシューと交換してスープまで飲み干す。

 藤井四段を「さわやかで礼儀正しく、いつもニコニコしている」と節子さん。「私服で来る普通の中学生」だったため、昨年末まで藤井四段と気付かなかった。

 いつも師匠と将棋の話をしている藤井四段にプレッシャーをかけないよう「頑張って」とは言わないことにしている。29連勝を達成した6月26日夜には「やったよ!」と寝ていた勝さんをたたき起こし喜び合った。

 「自分の孫みたいに思って陰ながら応援している。焦らないでいいけど、いずれタイトルを取ってくれたらうれしい」。2日の対局で藤井四段が30連勝するのを期待し、2、3両日には各種ラーメンを300円値引きする特別サービスを実施する。