益城の復興屋台村が1周年…秋にも閉鎖、熊本地震の被災地に不安の声も

 

 熊本地震で震度7を2度観測した同県益城町で、被災した飲食店が集まり臨時営業をしている「益城復興市場・屋台村」が25日、1周年を迎えた。24、25の両日は焼きそばなどの食べ物や生ビールが通常より安くなる記念イベントが催され、会場はにぎわった。屋台村は秋にも閉鎖される見込みで、再建のめどが立たない店の関係者からは不安の声も漏れた。

 屋台村は、スーパーの駐車場に商工会などが設置した約300平方メートルの大型テント内で18店舗が営業する。各店共用で飲食できるスペースがあり、5月末までに約13万5千人が利用した。

 管理する一般社団法人「まちづくり益城」によると、スーパーの営業再開に先立って駐車場を明け渡すため秋にも閉鎖する予定だが、別の場所で営業を続けられる見通しがいまだに立っていない店が多いという。

 中華料理店を出している本田達永さん(67)は、もともとあった店舗が半壊し、使用できない状態。「営業する場所ができたのは助かった」と1年を振り返りながら「資金などの問題で再建場所が決まらず、営業継続は難しいかもしれない」と話した。