昨夜引退したばかりの「ひふみん」駆け付け ネット中継で解説

藤井四段・歴代最多に王手(7)
竜王戦ランキング戦で敗れ、会場を出る加藤一二三・九段=20日夜、東京都渋谷区の将棋会館

 将棋の最年少棋士、藤井聡太四段(14)が公式戦28連勝をかけ、関西将棋会館(大阪市福島区)で21日朝に始まった王将戦予選。この日の対局は「囲碁・将棋チャンネル」の公式インターネットサービス「将棋プレミアム」で生放送され、午後からの解説には、20日に引退したばかりの加藤一二三(ひふみ)九段(77)が登場した。

■あの涙の姿が…

 生中継の解説に立った加藤九段は前日の厳しい表情とは打って変わって、いつものはつらつとした雰囲気に。藤井四段と澤田真吾六段(25)の駒の動きを的確に解説していた。

 加藤九段は20日に東京・千駄ケ谷の将棋会館で行われた竜王戦6組昇級者決定戦で、高野智史四段(23)に敗れ、規定により同日付で引退に。高野四段に敗れて投了を告げたあと、「今日は感想戦はなしで」と言い残し、会見もせず足早にタクシーに乗り込んで将棋会館を後にした。

 対局後に涙をぬぐうしぐさも見せていたという。